Kindleで読んだ第二冊目は...
「多動力」 堀江貴文著 (幻冬舎) です。 堀江貴文さんと言えば、インターネット時代の展望を誰よりも先に予見し 、先進的且つ前衛的なビジョンと手法で、企業を急成長させてきた若手実業家ですね。
彼のアイデアや手法はあまりにも、 前衛的であったため、いわゆる保守的な人々からかなりの反感をもたれ、ライブドア事件では メディアによって目の敵にされましたね。 実際には、企業会計においてライブドアと同様の会計処理をしている企業は他にも多く存在していたにも関わらず、堀江氏が経営するライブドアだけが槍玉に上げられました。 裁判で有罪が確定し、刑事罰まで受けたことは、 多くの人が覚えているのではないでしょうか。
さて、堀江氏の本著で確認できたことは 、堀江氏は自分に素直に本音で生きている人だということです。日本社会では、他人との関わりが非常に重視され「本音と建前」という言葉に表れているように、 実際に言うことと、心で思っていることに大きな差がありますよね。そんな相手との関係を大切にする社会が日本語における敬語表現や日本独特の礼儀作法を発達させたのでしょう。ちなみに香港人は素直過ぎるぐらい本音で生きてますね(ちょっと脱線しました...)
たぶん堀江氏はそんな村社会であまりにも素直に率直に本音で発信していたがために、出る杭と見なされて打たれてしまったのかと思います。
この本の一番の気づきは、生産力を向上させるために、 余計なことや邪魔なことを出来る限り避けるということです。 感情にフィルターをかけたり、 「スルー力」を駆使したり。 邪魔するものに、邪魔をさせないということ 。もし邪魔をされたら、率直にその場で相手に伝えること。 難しいけれども、そうすれば仕事の効率も上がり、 職場の人間関係でストレスを抱え込まなくて済みますね。 実際にそうするのは簡単にはいかないかもしれないけれど、実践していきたいですね。
もう一つ印象に残ったのは、よく寝て、好きなものを食べて、 好きな仕事をやるということです。 好きなものを食べることは十分できいると思います。睡眠時間をもう少しとることと、 自分ができることから自分がしたいことをするように心がけたいです。
全ての考えに賛同したわけではないけれど、 自分の状況を客観的に見直し、仕事効率を上げるために、 この本はとても役立つと思います。おすすめです。