ブックレビュー『苫米地博士の「知の教室」: 本当の知性とは難しいことをわかりやすく説明することです!』
ブックレビュー『苫米地博士の「知の教室」: 本当の知性とは難しいことをわかりやすく説明することです』
苫米地英人さんの著書は6冊くらい読みましたが、この「知の教室」はその中でも一番印象に残るものでした。
「本当の知性とは難しいことをわかりやすく説明することです!」
まさにサブタイトル通り、哲学的で抽象度の高いテーマについて、とってもわかりやすく平易な語り口調で説明されています。
世の中には、実はそんなに難しいことじゃないのに、あえて物事を複雑にとらえて、
長々と専門家ぶって評論する人々の多いこと...テレビのコメンテーター、大学の教授、政治家...
簡単なことをあえて難しく評論するのは、「知性が低い」証拠ともいえると思います。
(ちょっと辛口)
本著で取り上げられたテーマの中でも、特に「仏教の考え方」についての、博士の解説はとても興味深かったです。
瞑想などについて:
「瞑想なんて高尚なものでもなんでもなくて、ただの煩悩...」
「マリファナと本質的にどう違うの?」
「瞑想は解決の手段じゃないんだよ」
「悩みがあるから酒を飲むのと何の差もない」
どうでしょうか?こんな解説お寺のお坊さんからはぜったいに聞けないような内容ですね(笑)
他にも「幸せとは何か」「正義など存在しない」など刺激的な内容の解説が続きます。
大変おすすめの一冊です。